噛み合わせ治療

歯の役割は食事だけでなく、発音や表情づくりにまで大きく関わっています。
噛み合わせがずれていると、肩こりや頭痛、顎関節の痛みなど、口腔内以外のトラブルにつながる場合があります。
当院では、咬合紙や口腔内スキャナーなどの機器を活用し、噛み合わせを精密に分析して原因を探り、一人ひとりに適切な治療方針を提案しています。
重度のかみ合わせ障害であっても、視覚的に口腔内の状態を確認しながら対応できるよう環境を整えています。

噛み合わせが引き起こす問題

1. 顎関節への負担

噛み合わせがずれていると、顎関節にアンバランスな力が加わり、開口時や咀しゃく時に痛みが生じることがあります。
また、口を開けづらい、顎がカクカク鳴るなどの症状が出るケースもあり、放っておくと関節ディスクを痛める可能性が高まります。

2. 肩こりや頭痛

上下の歯がしっかり噛み合わずに筋肉が緊張し続けると、首や肩まわりの筋にも影響が波及します。
これが肩こりや頭痛の原因になり、マッサージや整体で一時的に楽になっても、根本が噛み合わせにある場合は再発を繰り返す恐れがあります。

3. 歯や歯ぐきへのダメージ

噛む力が特定の歯に集中すると、その歯の欠けやすさや歯ぐきの退縮を招く場合があります。
歯の寿命が縮まり、将来的に抜歯に至るリスクが高まるため、長期的に見ると口腔内全体の健康に大きな影響を及ぼします。

当院のかみ合わせ治療の流れ

かみ合わせ治療の流れ|refino dental

1. 問診・カウンセリング

まずは現在の症状や気になる点、これまでの治療歴などを伺います。
肩こりや頭痛がある方、顎が痛む方、歯のすり減りが著しい方など、それぞれ異なる背景を持っていることが多いため、丁寧に話を聞くことで原因を推測しやすくなります。

2. 検査・診断

咬合紙を使って噛み合わせの当たり具合を確認し、必要に応じてレントゲンやCTを撮影します。
また、重度のかみ合わせ障害のケースでは口腔内スキャナーで歯列全体をデジタル化し、視覚的に問題箇所を把握できるようにしています。
歯や顎の位置関係を多角的に分析し、顎関節の状態や筋肉の張りも総合的に判断します。

3. 治療方針の決定

原因がどこにあるかを突き止め、矯正治療や被せ物の調整など、その方に合った治療方法を選びます。
歯の位置や高さの微調整で済む場合もあれば、矯正装置を用いて歯列全体を動かす必要があるケースも考えられます。
場合によってはマウスガード(ナイトガード)を装着し、就寝時の食いしばりや歯ぎしりから歯を保護する方法をとることもあります。

4. 実際の処置と経過観察

矯正装置を使う場合は、定期的に通院してワイヤーや装置の調整を行います。
被せ物を変える場合は、咬合紙や口腔内スキャナーで微調整を繰り返しながら高さを合わせます。
経過観察では、顎関節の痛みや筋肉の緊張度を確認し、必要に応じて追加の処置を行います。

使用機器とポイント

咬合紙|refino dental

咬合紙

噛み合わせを調べる際に使い、上下の歯がどの部分でどれだけ強く当たっているかを可視化します。
複数枚の咬合紙を重ねたり、微妙に色合いを変えながら確認することで、細かなずれを見逃しにくくなります。
マウスガード|refino dental

マウスガード

スポーツ選手が使うものだけでなく、歯ぎしりや食いしばりが強い方にも装着を勧める場合があります。
就寝時にマウスガードを使うと、過度な力が歯や顎関節にかかるのを抑え、歯を守りながら痛みや疲労感を軽減しやすくなります。
矯正装置|refino dental

矯正装置

歯列全体の位置関係が崩れている場合は、矯正治療で根本的に歯の並びを正すことが重要です。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、症例に応じて選択し、顎全体のバランスを調整することが目標です。
口腔内スキャナー|refino dental

口腔内スキャナー

重度のかみ合わせ障害を抱える方の口腔内をスキャンし、歯列の状態を立体的に把握できます。
デジタルデータを使うと、微妙な歯の角度や噛み合わせの当たり具合をシミュレーションしやすく、治療計画を明確に立てられます。

よくある質問

Q. かみ合わせのズレは放っておいてもよいですか

軽度のずれで特に症状がない場合もありますが、将来的に顎関節や他の歯へ負担が蓄積し、トラブルを起こす可能性があります。
早めにチェックを受けることで、深刻な状態になる前に対処できるケースが多いです。

Q. 症状は顎だけに出るのですか

噛み合わせが原因の問題は顎だけに限りません。
頭痛や肩こり、耳鳴りなど全身症状として出る方もいます。
何をしても肩こりが改善しない場合、かみ合わせを疑う視点も大切です。

Q. 矯正しないと治せないのでしょうか

矯正だけがすべての解決策ではありません。
場合によってはマウスピース装着による改善や、詰め物・被せ物の高さ調整だけで十分なケースも存在します。
当院はそれぞれの事情やリスクに合わせ、最適な方法を提案します。

噛み合わせは早めに正しい位置に戻しましょう

噛み合わせが悪いまま長期間過ごすと、歯自体が摩耗したり、顎関節に負担が蓄積するリスクが高まります。
食事や会話を楽しむうえでも、歯と顎が正しい位置で連動することは欠かせません。
違和感や痛み、歯の欠けなどがある場合は早めに診察を受けると、負担の少ない治療で済む場合が多いです。

当院では咬合紙や口腔内スキャナーを使った精密検査を実施し、歯科医師だけでなく歯科衛生士や歯科技工士との連携を取りながら、ベストな噛み合わせへ導く支援を行っています。
顎関節の痛みや肩こり、頭痛の原因がかみ合わせにあると感じる方は、どうぞ遠慮なくご相談ください。
快適な日常生活を取り戻すために、専門的な視点でしっかりサポートいたします。

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