口腔内スキャナーが変える歯周病治療：患者様への6つのメリット｜飯田橋の歯医者Refino Dental Clinic

2024年3月21日
設備

こんにちは。
飯田橋駅徒歩1分の歯医者Refino Dental Clinicです。

皆様は最近歯医者さんに通院されましたか？
歯磨きの時に歯茎から痛みや出血などはありませんか？
疲れた時に歯茎が痛んだりしませんか？
歯ブラシを最後に交換したのはいつ頃でしょうか？
テレビのコマーシャルなどでもご存知の方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、日本では成人の大多数が何らかの形で歯周病に罹患しているとされています。
具体的には、30歳以上の成人の約8割が歯周病（歯槽膿漏）であるという報告がなされています。
歯周病は初期段階では自覚症状が少ないことから、進行してしまってから気づく人も少なくありません。
歯周病は放置することで様々なリスクを引き起こしていきます。

1 年齢による歯周病のリスク
2 歯周病と生活習慣病との関連
3 予防と早期発見の重要性
4 口腔内スキャナーとは
5 歯周病治療への口腔内スキャナーの活用
6 まとめ

年齢による歯周病のリスク

歯周病の罹患率は、年齢が上がるにつれて高くなる傾向にあります。
特に高齢者の中には、重度の歯周病により自然歯を失うケースも見られます。
これは加齢に伴い免疫力が低下することや、長年にわたるプラークの蓄積が原因と考えられています。
高齢になるほど手指の感覚も徐々に衰えてゆき、歯磨きの精度の低下に繋がることも考えられます。

歯周病と生活習慣病との関連

歯周病は口腔内だけの問題ではなく、有名なものですと糖尿病との関連性、それ以外にも脳梗塞、心筋梗塞、認知症といった様々な全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
炎症反応が全身に波及することで、これらの疾患のリスクが高まるとされています。
そのため、歯周病の予防や管理は全身の健康管理と密接に関わっています。

予防と早期発見の重要性

歯周病の予防には、正しい歯磨き技術の習得や定期的な歯科検診が重要です。
歯科に限らず全身の疾患も早期発見が重要で、早期に発見し適切な治療を行うことで、歯周病の進行を防ぐことが可能です。
また、禁煙やバランスの取れた食生活を心がけることも、歯周病予防に繋がります。
歯周病の治療技術は進歩しており、これまでの歯石除去や口腔清掃指導に加えレーザー治療や再生療法などを併用することにより、効果的で患者負担の少ない治療方法が開発されています。
これにより重度の歯周病であっても、これまでよりも歯を保存することが可能性が高くなることがあります。

最新機器の中でも口腔内スキャナーはここ数年で特に注目されている機器の一つです。
Refino Dental Clinic飯田橋院では歯周病治療の一環として口腔内スキャナーを活用し、患者様へご自身の口腔内の現状を説明させていただいております。
口腔内スキャナーとは何か、歯周病治療にどんなメリットがあるかを解説していきます。

口腔内スキャナーとは

口腔内スキャナー（Intra Oral Scanner:IOS）は、デジタル技術を活用して患者の口腔内の3Dイメージを高精度で作成するデバイスです。 これまで歯科医院では伝統的なアルジネートやシリコーンなど粘土のような歯科印象材を使用し型取りを行なってきましたが、口腔内スキャナーを活用することでより迅速かつ快適に患者さんの口腔内の正確なデータを取得することが可能になりました。
マイクロスコープとの併用についても記載されていますが、口腔内スキャナーのメリットについては以下の記事をご覧下さい。

歯周病治療への口腔内スキャナーの活用

とても便利な口腔内スキャナーですが一見するとあまり歯周病治療に効果を発揮しないようにも思えますが、実は活用することでこれまでにはなかったメリットを享受することが可能になります。
以下に様々なメリットを解説していきます。

精密な測定と診断

口腔内スキャナーは従来の粘土のような型取り材を使用した方法に比べて、より精密なデジタルイメージを提供します。
石膏模型では色味などが反映されませんが口腔内スキャナーで撮影したデータはフルカラーで、より口腔内の状況を認識しやすくなります。
これにより歯周病の進行によって影響を受けた歯や歯肉の状態を正確に把握でき、治療計画の精度が向上します。

迅速なデータ処理

スキャナーで取得したデータは即座にデジタル化され、PC上で分析や比較が容易になります。
治療のステップごとに撮影することでこれまで行なってきた治療の効果を視覚的に確認することが可能になります。
口腔内スキャナーで撮影したデータは目に見える組織のみになりますが、これに加えてCTを撮影することにより骨などの硬い組織の状況も知ることができます。

患者様の負担軽減

従来の印象採取は、特に嘔吐反射が強い患者にとっては不快な体験となることがあります。
歯周病治療において被せ物のやり直しなども治療計画の一環として組み込まれることが多くありますが、口腔内スキャナーの活用によって型取りの不快感も低減することにより、より快適な歯科治療体験を可能にすることができます。

教育的効果

スキャナーによって取得したデジタルイメージを使用して、患者様にご自身の口腔内の状態を視覚的に説明することができます。
これにより患者様の理解度がより向上し、治療への協力意欲やモチベーションが高まることが期待できます。
また当院で導入している口腔内スキャナーは撮影データをQRコードにて生成し患者様と共有することも可能ですので、ご自宅などでもご自身のスキャンデータを閲覧することが可能です。

インプラント治療や矯正治療への応用

歯周病治療後の口腔内の再構築治療や矯正治療の計画においても、口腔内スキャナーによって得られた正確なデータは非常に役立ちます。
インプラントの正確なプランニングや手術のためのサポート器具の作成、矯正装置のカスタマイズなど、より精密な治療が可能になります。

時間とコストの節約

正確で迅速なデータ取得は、治療期間の短縮につながることがあります。
被せ物の再治療などではスキャンデータを歯科技工所とクラウド上で共有することにより、これまで石膏模型を技工所まで発送していた納期のタイムラグを解消することができ、納品までの時間を短縮することも可能にできます。
それにより患者様に技工物を提供するスパンが短縮でき、結果として早期に治療を終えることも可能です。

まとめ

最新機器の口腔内スキャナーを歯周病治療に活用することでたくさんのメリットがあることがお分かりいただけましたでしょうか？
Refino Dental Clinic飯田橋院では患者様へ現状を知っていただくためのカウンセリングの時間をとても大切に考えており、設備導入もいかに患者様のメリットになるかということを常に考えております。
より正確に精密に、また患者様に不快感を与えず快適に治療を受けていただけるように設備面だけでなく知識や技術のアップデートも怠りません。
歯周病が進行されている方は特に治療期間や回数がかかりやすくなる傾向にあり、本格的な治療開始前に様々な資料採りや問診、カウンセリングを行なった上で治療計画の提案をさせていただきます。
また、患者様ごとのライフスタイルやお気持ちなども伺った上でオーダーメイドの治療計画をいくつかご提案させていただきますので、ぜひ当院へお問い合わせください。
お電話でのお問い合わせが苦手な方もLINEによるお問い合わせも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。