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Refino Dental Clinic(レフィーノデンタルクリニック)

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ワイヤー矯正とは?メリット・デメリットや主な種類も徹底解説!

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一般的に矯正というとワイヤー矯正をイメージする人が多いのではないでしょうか。近頃は他にもマウスピース矯正のように種類が増えていますが、症状の程度によってはワイヤー矯正しか選択できないケースもあります。ワイヤー矯正とはどのような方法で行う歯列矯正か、メリット・デメリットやワイヤー矯正で使われる主な装置について、詳しく説明していきたいと思います。
ワイヤー矯正にするべきか迷っている人は、参考にしつつ決めるようにしてみてください。

ワイヤー矯正とは?

ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を装着してワイヤーを通して整える方法のことをいいます。金属製のメタルブラケットやプラスチックを使ったものもあり、見た目に影響しにくいワイヤー矯正もあります。

近年では、目立ちにくいマウスピース矯正も主流となりつつありますが、ワイヤー矯正は世界で最も使用されてきた代表的な矯正装置としても知られています。最もスタンダードな方法でもあり、多くの症例でも使われています。

ワイヤー矯正で歯が動く仕組み

ワイヤー矯正というと、歯にブラケットをつけて引っ張ることで歯を動かしていると思っているかもしれません。実はもう少し複雑な方法になります。歯を支えている「歯槽骨」にある「歯根膜」という薄い膜に対して力を加えていきます。歯根膜が縮むと、もとに戻そうとするときに骨を溶かす細胞ができます。歯が動く方向にある骨を溶かし、逆の歯根膜を引き伸ばし隙間の部分に骨を作らせます。何度も歯を溶かし骨を作る行為を繰り返して、少しずつ歯の位置を調整していくのがワイヤー矯正です。

ワイヤー矯正が痛い?痛いのはいつまで?

ワイヤー矯正は、歯にかかる圧力が強いので金属が粘膜や舌に触れてしまい痛みを感じることも少なくありません。矯正装置の取り外しのタイミングや調整のときに痛みを感じることがあります。一般的に痛みや違和感は2日前後もすれば落ち着いてくることがほとんどです。特に、矯正装置をつけたばかりのときは、口のなかに物が入っていることに慣れていないことも関係しています。粘膜に摩擦が起こっている状態で痛みがあるときは、傷や炎症が起きることもあるため歯科医院にて調整しましょう。

ワイヤー矯正のメリット4つ

ワイヤー矯正は、世界中で古くから主流とされてきたように確かな歴史があります。ワイヤー矯正が選ばれてきたのもそれだけ多くのメリットがあるということです。
ワイヤー矯正にはどんなメリットがあるのか、詳しく説明していきます。

幅広い症例に対応できる

ワイヤー矯正は、軽度から重度まで幅広い症例に対応しています。抜歯が必要なケースや歯を大きく動かす症例でも対応できるのは、大きなメリットといえるでしょう。例えば、マウスピース矯正では凸凹しており抜歯をしないと治らない場合は不対応になりますが、ワイヤー矯正では治療が可能です。口元の印象を大きく変えたいと考えている人にとっても、ワイヤー矯正はおすすめです。

マウスピース矯正と比べて効率良く歯を動かせる

ワイヤー矯正は、マウスピース矯正と比較しても歯の移動を効率的にできることでも知られています。ワイヤー矯正は歯に継続的に圧力をかけ動かすことができます。そのため、力の入れ方も均等なので必要な方向に歯を移動させることができます。矯正を考えている人のなかには、できるだけ短時間で終わらせたいと思っている人もいると思います。ワイヤー矯正は期間の短縮に繋がりますし、治療期間全体を短く終わらせることにも繋がります。

自己管理の必要がない

ワイヤー矯正は、自己管理がほとんど必要ありません。矯正装置を取り外す必要がなくマウスピース矯正のように装置の装着を忘れてしまう心配もないのがメリットといえるでしょう。取り外しができる矯正装置になると、頻繁に外すことが治療の進行に影響してしまうこともあります。また、外してる時に紛失してしまうリスクもあります。継続的な力がかかるワイヤー矯正には、管理の手間がかかりにくくスケジュール通りに進めやすいのもメリットです。

細かい調整がしやすい

ワイヤー矯正は、細かな調整に優れた矯正方法としても知られています。歯をさまざまな方向に動かすことができるので、精密な歯並びや噛み合わせの調整ができる点もメリットといえるでしょう。矯正できる症例の範囲も広く、微調整にも対応しています。精密な矯正を希望している人にとっても安心して進められますし、今まで積み上げてきた症例があるからこそ信頼性が高い点も大きいのではないでしょうか。

ワイヤー矯正のデメリット3つ

ワイヤー矯正には多くのメリットがありますが、少なからずデメリットも存在します。
具体的にどのようなデメリットがあるのか詳しく説明していきたいと思います。

矯正装置が目立つ

ワイヤー矯正のデメリットとして矯正装置が目立ちやすい点があります。特に接客業をしている人など人と話す機会が多いと余計に気になってしまうと思います。他の矯正方法と比較してもワイヤーが目立つため、話すのを躊躇してしまうこともあるかもしれません。矯正していることを他の人には知られたくないと考えている人は、マウスピース矯正を選ぶ方法もあります。見た目にも影響する部分なので、納得できるかどうかで矯正を選ぶようにしましょう。

食事や歯磨きがしにくくなる

ワイヤー矯正をしていると自分で取り外しができません。基本的には治療期間中は常に装着した状態になってしまいます。矯正装置の部分に食べカスが詰まりやすくなるため歯ブラシでは取り切れないケースも少なくありません。食べカスをそのままにしていると虫歯や歯周病のリスクも高まってしまいます。外食する時は歯ブラシや歯間ブラシ、糸ようじなどを持ち歩くようにして確認するようにしましょう。

ワイヤー矯正中のおすすめの歯磨き方法

ワイヤー矯正中に覚えておきたい歯磨きの方法を紹介します。

  • 優しく丁寧に磨くことを心掛けるようにする
  • 歯ブラシの毛先を歯や歯茎の間に当てるようにする
  • 歯ブラシは鉛筆を持つように握る
  • 1本20回程度を目指して磨くようにする ワイヤー矯正中は、強い力が入らないようにして丁寧に優しく磨くようにしましょう。

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシを使い歯の隙間に入った汚れも取り除くようにしてください。

治療中は痛みを感じやすい

ワイヤー矯正は、治療中に痛みを感じやすい点もデメリットといえるでしょう。矯正装置を装着したときの痛みが2日程度続くこともありますし、歯を動かすときに痛みを感じることもあります。突起したブラケットやワイヤー部分が口腔内に刺さってしまい、痛みを感じることもあります。歯にかかる圧力も高いので痛みを感じる頻度が多く、不快感を覚えてしまうこともあります。

ワイヤー矯正の主な治療方法|費用相場とメリット・デメリットも

ワイヤー矯正はひとくちにいっても、治療方法によって3つの種類に分類されます。
それぞれどんな違いがあるのか詳しく見ていきましょう。

表側矯正

表側矯正とは、唇側矯正とも呼ばれています。歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を装着してワイヤーを通し、引っ張る力によって歯を調整していきます。ワイヤー矯正のなかでも、最もオーソドックスな方法になるので、確かな実績のある方法といえるでしょう。矯正費用をできるだけ抑えたい人や、滑舌が悪くなるのを避けたいと考えている人からも選ばれている方法です。

メリット・費用の負担を減らして矯正ができる
・接客業をしている人も活舌に影響しにくい
・幅広い症例に対応しているため選びやすい
デメリット・矯正装置が目立ちやすく見た目が気になる
・食べカスがついてしまうのでお手入れが大変
費用相場全体矯正:約60万~120万円
部分矯正:約30万~60万円

裏側矯正

裏側矯正とは、矯正装置を歯の裏側に装着して歯の調整を行う方法です。「舌側矯正」や「リンガル矯正」と呼ばれていることもありますが、いずれも同じ意味の矯正方法です。使用する矯正器具は表側矯正と同じものになります。ブラケットを装着したあとにワイヤーを通して、圧力をかけて歯を動かすようにしていきます。見た目に影響しにくいこともあり、接客業をしている人でも扱いやすいのが特徴です。

メリット・周囲に矯正をしていることが気付かれにくい
・後戻りのリスクが少なく傷つけにくい
・虫歯や歯周病のトラブルが少ない
デメリット・発音がしにくく滑舌が悪くなることがある
・治療期間が長く費用が高額になってしまうことがある
費用相場全体矯正:約80万~170万円
部分矯正:約40万~70万円

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正は、上の歯は裏側矯正をして下の歯は表側矯正で治療する方法です。両方のいいとこどりをしている矯正方法としても注目されています。表側矯正よりも目立ちにくく比較的費用を抑えて治療が出来るのも特徴です。見え方は人によっても変わってきますが、できるだけ目立たず矯正治療をしたいと考えている人にも向いているやり方といえるでしょう。

メリット・目立ちにくく矯正ができる
・裏側矯正よりも費用を抑えることができる
・口のなかの痛みや違和感が少ない
デメリット・歯が磨きにくくなりメンテナンスが大変
・噛み合わせの状態になると選択できない
費用相場全体矯正:約80万~120万円

ワイヤー矯正で用いられる装置の主な種類

ワイヤー矯正で用いられる装置は「ブラケット」「ワイヤー」「モジュール」の3つの装置で構成されています。これらの装置にもさまざまな種類があるのでそれぞれ詳しく説明していきたいと思います。

ブラケットの種類

矯正によるブラケットとは、矯正装置としてついている小さな器具のことをいいます。装置をよく見てみると歯の1本ずつに小さな器具がついているのが確認できると思います。器具であるブラケットにワイヤーを通して少しずつ歯を動かしていきます。ブラケットにも種類があります。

●メタルブラケット
金属ブラケットであり、広く使用されているものです。ステンレススチールやチタンなどの金属を用いたものになり、耐久性に優れているのも特徴です。長期間の矯正治療を考えている人にもおすすめです

●プラスチックブラケット
「クリアブラケット」とも呼ばれることがあります。歯の表面に装着するのと一緒で目立ちにくい特徴を持っています。使用しているポリマーは透明もしくは半透明なので見た目を気にしている人向きです。

●セラミックブラケット
高品質なセラミックを使ったブラケットです。歯に近い色調を再現しつつ、矯正が目立ちにくい特徴を持っています。より審美性を追求したい人にとっても使いやすいのではないでしょうか。

●ハイブリッドブラケット
プラスチックとセラミックで作られたブラケットのことをいいます。目立ちにくく価格も手頃なことが多く使いやすいワイヤーです。ただし、装置にはやや厚みがあり変色しやすいという問題があります。

●ジルコニアブラケット
人工ダイヤモンドともいわれているジルコニア製のブラケットになります。目立ちにくいのはもちろん、変色する心配もなく長期間きれいな状態を維持してくれます。小型で強度もあるので使いやすいです。

ワイヤーの種類

ワイヤーは歯の移動や咬合を調整するのに欠かせません。治療が進むごとに太さがでてくるため、見た目にも影響してくる部分といえるでしょう。具体的にどのような種類があるのか説明します。

●メタルワイヤー
一般的によく使われている方法になり、金属製ならではの質感もありつつ歯の移動を効果的に促すことができるのがメタルワイヤーの特徴です。

●ホワイトワイヤー
ワイヤーのなかでも目立ちにくく、審美性に優れているのも特徴です。接客業など街減への影響を心配している人も含め、目立ちたくない人からも選ばれています。

モジュールの種類

矯正のモジュールは、歯に接着剤で装着したブラケットにワイヤーを通し留めるためのものをいいます。一般的には歯の色に近い白や黄色あたりのモジュールが使われています。近頃は、カラーモジュール(カラーゴム)も人気があります。濃い色のモジュールになると食事の着色や変色がわかりにくい良さもあります。

「ワイヤー矯正orマウスピース矯正」どちらが良い?

ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらがいいのか?多くの人が悩むところだと思います。ワイヤー矯正はブラケットにワイヤーを通して歯に圧力をかけて動かしていく方法になり、マウスピース矯正は決められた時間のみ装着し今までと同じ生活習慣のまま矯正ができる方法です。

どちらの矯正方法も一長一短はありますが、どちらが合っているかどうかは実際に歯科医師に診察してもらわないとわかりません。症状による違いもあるため、希望した矯正方法ができるとは限りません。ワイヤー矯正は100年以上の歴史がありますし、対応できる症例の範囲も広くなります。マウスピース矯正は歯を平行に移動することが苦手なので大きく歯を動かすことはできません。

見た目の違いもありますし、毎日の歯磨きのしやすさにも違いが出てきます。また、歯科医院によっては、ワイヤー矯正とマウスピース矯正(インビザライン)を併用することもできます。

まとめ

ワイヤー矯正は幅広い症例に対応でき、確かな実績のある矯正方法としても知られています。そのため、マウスピース矯正では対応できないような重度な歯の矯正にも使え、費用面や矯正期間が短くなります。その反面、見た目に影響しやすく食べカスが気になることもあります。どちらの矯正方法がいいのか、そもそも選択できるのか迷っている方はRefino Dental Clinicにご相談ください。

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