コラム
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新宿区 飯田橋駅徒歩1分の歯医者 総合歯科
Refino Dental Clinic(レフィーノデンタルクリニック)
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-1 相沢ビル3F
JR飯田橋駅 東京メトロ飯田橋駅 都営大江戸線飯田橋駅
こんにちは。
飯田橋駅徒歩1分の歯医者Refino Dental Clinicです。
皆様、虫歯の治療をした経験はありますでしょうか。
その際に、虫歯治療経験者の方はどのように治療を行なっているか気になったことはありませんか?
または、虫歯治療の説明をされたがいまいちイメージが湧かないと感じたことはありませんか?
なぜこのような疑問が生まれるのでしょうか。
それはお口の中は暗く狭く、治療をしている歯科医師の先生やアシスタントしか実際に治療風景を見ることができなかったからです。
またかつては記録媒体などもなかったため、実際の治療の様子をリアルタイム、もしくは治療後すぐに映像として確認することができませんでした。
あるとしたら小型カメラや一眼レフカメラなどで撮影した写真のみになるかと考えられます。
現代の歯科医療では歯科用マイクロスコープの導入がかつてに比べ少しずつ浸透し始めてきています。
歯科用マイクロスコープ自体は以前からも存在していたのですが、より重要視されるようになってきたのはここ10年くらいからです。
そんな歯科用マイクロスコープとはどんなものか、そしてそれが虫歯治療にどのように役立つのかを解説していきます。
目次
歯科用マイクロスコープとは、より高度な精密治療を可能にするための先進的な診療機器です。
皆様も理科の実験などで使ったことがあるような、いわゆる顕微鏡の歯科版です。
従来の肉眼やルーペ(拡大鏡)による治療に比べ、より高い倍率で視野を拡大し歯科治療の質を向上させることが可能になります。
マイクロスコープは、特に根管治療(根の治療)、補綴治療(被せ物などの治療)、歯周病治療、インプラント治療、微細な虫歯の除去や詰め物の精密な調整など、高度な精密さを要する治療でその価値を発揮します。
また多くのマイクロスコープはカメラを内蔵、もしくは外付けが可能で写真や動画を撮影することができ、記録媒体としての役割も果たします。
マイクロスコープに関連した記事をこれまでにも掲載していますので、併せてご覧下さい。
歯科治療の質を変える!歯科用マイクロスコープの驚きのメリット|飯田橋の歯医者Refino Dental Clinic
最新技術を駆使した歯科治療:口腔内スキャナーとマイクロスコープの併用がもたらすメリット|飯田橋の歯医者Refino Dental Clinic
飯田橋の歯医者Refino Dental Clinicが目指す歯科治療の”見える化”
ルーペ(拡大鏡)の多くは約2.5〜約5倍などのものが多いですが、歯科用マイクロスコープは通常5倍から25倍程度の範囲で視野を拡大できます。
これにより、微細なヒビ割れや虫歯の存在、歯の細かな構造まで詳細に観察が可能になります。
内蔵されたLEDによる強力な照明システムにより、治療部位を明るく照らし出すことができます。
これにより視認性が向上し、治療の精度が高まります。
歯科医師はマイクロスコープを使用することで、より自然な姿勢で治療を行えます。
これにより長時間の治療による肉体的な負担を軽減し、集中力を維持することが可能です。
こちらは一見私たち術者のメリットのようにも思えますが、正しい姿勢を維持することで治療の精度の向上を期待することができます。
ビデオカメラやデジタルカメラを接続して、治療過程を記録することができます。
これにより、患者への説明が容易になるほか、臨床データの蓄積や教育目的での利用が可能になります。
根管治療:根管内の微細な構造を明確に視認しながら、感染組織の除去や根管充填を行うことができます。
補綴治療:歯と補綴物(クラウンやブリッジなど)との接合部の精密な調整を行い、より自然で機能的な補綴物の装着が可能になります。
歯周治療およびインプラント周囲の治療:歯周病の治療やインプラント周囲の微細な手術において、細部まで正確に治療を行うことができます。
歯科用マイクロスコープの導入により、治療の精度と成功率を高めることができ、患者さんにとっても安心で信頼性の高い治療を受けることが可能になります。
そんなとても魅力的なマイクロスコープですがデメリットも存在します。
歯科用マイクロスコープの使用が患者様にもたらすデメリットは直接的なものは少なく、多くのメリットによって上回られることが多いです。
しかし、患者様の観点から見た場合に感じることがあるかもしれないデメリットや不便さには、以下のような点が挙げられます。
歯科用マイクロスコープを使用することで治療の精密さは向上しますが、治療計画によっては、設定や調整に追加の時間がかかり、結果として治療全体の時間が長くなる可能性があります。
特に歯科医師がマイクロスコープの使用に慣れていない場合や、非常に複雑な治療を行う場合にこの傾向が見られることがあります。
上記の点に関しては使用する歯科医師がマイクロスコープを使用した治療の経験を重ね、技術を習得していれば解決することが可能です。
歯科用マイクロスコープを使用する治療は、その精密性と効果から一部の治療費が高額になる場合があります。
高度な技術と設備を要するため、それが直接的に治療費に反映されることがあります。
ただしこの点は医院によって方針が異なり、また長期的に見れば再治療の必要性が減るなど経済的なメリットも考えられます。
治療中にマイクロスコープやその他の機器が患者様の顔の近くに配置されることにより、一部の患者様は不快感や圧迫感を感じることがあります。
このような感覚は、患者様によっては治療への抵抗感を増す原因となることもあります。
マイクロスコープを使用することで、治療過程をビデオ記録することが可能になりますが、一部の患者様は自分の治療過程を視覚化されることに対して心理的な抵抗を感じる場合があります。
これらの点は、歯科用マイクロスコープの利用において患者様が感じる可能性のあるデメリットですが、これらは医院側の配慮や患者様との十分なコミュニケーションによって軽減されることが多いです。
治療の精度の向上や長期的な口腔健康への貢献を考慮すれば、多くの場合、これらのデメリットは十分に受け入れられる範囲内ではないかと考えられます。
このように私たち歯科クリニックと患者様との間でコミュニケーションが取り交わされていればデメリットが少ないマイクロスコープですが、虫歯治療への応用にフォーカスするとどのようなメリットがあるでしょうか。
以下に解説していきます。
肉眼では見落としやすい細かな虫歯もマイクロスコープで大きく拡大し明るい光源で確認することで、虫歯の見落としを最小限に抑えます。
また初期段階での治療が可能となり、早期発見、早期治療より歯の保存に繋がります。
虫歯は入り口が狭く中へ進行するほど広がりを見せますが、明るい光源と高い拡大率により、歯を削る範囲を最小限に抑えられることが可能になります。
高い拡大率により、小さな隙間も見逃しにくくなり歯と詰め物や被せ物のフィット感が向上します。
治療過程をモニターで見ることができ、患者様の治療への理解が深まります。
治療の実際を知ることにより不安を感じることなく、治療を受けることが可能になります。
では実際にマイクロスコープを使用した虫歯治療の症例をご紹介致します。
以下の動画の症例は定期検診でプラスチック下に虫歯があることが発覚し、実際に治療を行なった様子です。
動画サイズが大きくなってしまうため高倍速の動画になっていますが、これだけの視野の拡大また明るい光源での治療になりますので、小さな虫歯の視認性も高くなります。
こちらの症例は可能な限り歯を温存し、コンポジットレジンというプラスチック材を充填し治療を完了しました。
マイクロスコープを実際に使用するメリットとしては、
・視野が明るく高倍率にすることにより虫歯の取り残しを防ぐことができます。
・大きく拡大することで歯を削る範囲を最小限にできます。
・大きく拡大することでプラスチックも過不足なく適切に充填できます。
デメリットとしては
・ラバーダムを併用することにより、鼻呼吸が苦手な方は少し窮屈さを感じる場合があります。
・通常の虫歯治療よりも少し時間を要する場合があります。
・虫歯治療でのマイクロスコープの使用は自由診療とさせてもらっているため、保険診療と比較し費用がかかります。
いかがでしたでしょうか?
マイクロスコープにはたくさんのメリットがあり、デメリットもありますが私たち歯科クリニックと患者様との事前のコミュニケーションによって多くのデメリットは解消されることが多くあります。
Refino Dental Clinicでは事前の治療説明などカウンセリングの時間をとても大切にしており、患者様としっかりとしたコミュニケーションをとっていきたいと考えています。
患者様の疑問点や不安を事前に解消し、より良い医療を提供できるよう常に心がけて日々の診療を行なっています。
マイクロスコープに関しては開業当初から2台のマイクロスコープを設置しており、日々の診療の中で常に活用しています。
マイクロスコープは使用頻度が高ければ高いほど、技術もスムーズになり患者様へ還元することができます。
より精密、正確な治療をご希望の患者様はぜひ当院へお問い合わせください。
電話でのご予約だけでなくweb予約やLINEによるご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。